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ラグビー 2018/11/13

花園予選 準決勝 vs名古屋

投稿日時:2018/11/13(火) 16:40

こんにちは。11月10日豊田運動公園球技場にて花園予選 準決勝が行われました。結果は以下の通りです。

vs名古屋

前半 3-10

後半 7-7 

計    10-17

思い返してみれば、ここまであっという間でした。入部当初は声が出せなかったり、思うようにできなくて泣いたり。怪我をして、長い間試合に出られなかった部員もいました。鈴木世代になってからも色々ありました。新人戦の栄徳でなんとか3位を掴み、大喜びしたこと。春の選抜でずっと勝てなかった西陵に勝ったこと。合宿で思うように勝つことができなくて苦しんだこと。そんな経験を経て、この日を迎えました。選手は笑顔でグラウンドに入っていきます。

前半。互いに花園を目指しているチーム、両者譲らず一進一退の攻防が続きます。開始13分、相手のペナルティからショット選択。キッカーの彼なら絶対入る、入ってくれと誰もが祈りました。正確なキックで成功。会場中が湧き上がりました。今度は相手のアタックをこれまで練習して来た低い姿勢のタックルで守り続けます。開始20分で自陣22m付近旭野ペナルティで押し込まれ相手のトライ。しかし、そこで怒りたくなる気持ちを抑え全員がもっと上げていけるように切り替えよう、笑顔でやろうとするメンバーの気持ちの強さに「みんななら必ず勝ってくれる」そう思いました。その後相手のショットも成功し3-10で前半終了。

ハーフタイムでは「よし、元気でた」と言って後半に挑もうとする部員の頼もしさに、私たちも笑顔でいようと思えました。

後半。前半を終えて、勝ちへの思いが強まった粘り強いディフェンスで守り続けました。開始23分、自陣ゴール前まで攻め込まれ、相手のトライ。しかし、すぐに敵陣に入り、破ることが難しかったディフェンスを突破し、開始25分旭野のトライ。その後は、時間との戦いでした。まだまだ終わりじゃないと選手たちも全力で闘います。「熱く真摯にひたむきに」とはこういうことなのだと思いました。ノータイムで旭野のチャンスが巡り決死のアタック。しかし相手ディフェンスに阻まれボールがタッチラインを割ります。試合終了の笛が鳴りました。最後までノーサイドの精神を忘れずにしっかりと挨拶をするところがやはり旭野だなと思いました。

高校生活の全てを捧げた部活に24人全員で終止符を打ちました。誰も欠けることなく最後を迎えられたこと、本当に良かったと思います。

県3位という素晴らしい結果をありがとう。

最後まで諦めずに出し尽くしてくれてありがとう。

たくさんの笑顔をありがとう。

言い切れないほど、感謝の気持ちでいっぱいです。

そして愛おしいくらいに大好きです。

今までありがとうございました。

                   3年MG 七穂 里奈 池戸



私たち3年生は11月10日をもって旭野ラグビー部を引退することになりました。

まずは父母会、OB会の皆様、見にきてくれた友達。たくさんの応援本当にありがとうございました。

父母会の皆様には感謝しても仕切れないほどたくさん助けられました。特に3年生のお母さん、お父さんは私にとって第2の両親のようでした。嬉しい時辛い時、いつも抱きしめてくれたこと本当に心の支えになっていました。もうこれからはそれもなくなってしまうと思うと寂しいです。ここで私たちの代は終わりですが、旭野ラグビー部はまだまだ続きます。私達の大事な後輩の応援をよろしくお願いします。

そして私のお母さん、お父さん。多くを言葉にはしないけれど、最後までやりたいようにやらせてくれて、支えてくれてありがとう。いつかちゃんとこの気持ちを他の形で返せるようにがんばります。

後輩たち。ここまで3年生について来てくれてありがとう。これからはあなたたちの代。各学年の強みをどれだけ生かしてやっていけるかがこれからを大きく左右するはず。1日の体感は長くても、1年経ってしまうのは本当にあっという間だから、1日を大切に後悔のないようにやってね。応援しています。

後輩マネージャー。今までたくさん振り回してしまったけれど、入部してくれて、ここまでついて来てくれて本当にありがとう。きっと私達の後輩だから言わなくてもわかってくれていると思うけど、私が1番大事にしていた「常に部員のために成長し続けるマネージャーであること」を心に留めて頑張ってほしい。この先の超えなければならない壁に全力でぶつかって、悩みながらでも諦めずに頑張ってね。でも辛くなった時には、私達はいつまでもあなたたちの先輩だから甘えていいからね。

最後に3年生。ここまでお疲れ様でした。私は日記を書いている今、心に穴が空いたような感覚でいっぱいです。それほど、私にとってみんなは大きい存在でした。初めはテーピングも他の仕事も全然できなくて全然役にもたてなかった。最後になっても完璧なマネージャーにはなれなかったと思うし、頼られる立場なのに頼って助けられたことばかりでした。でも私なりに少しずつでも、3年間部員が花園に行けるために、最善の状態で部活できるようにしようと努力して来ました。私のすることが部員の成長の1%にも満たないくらいかも知れなくても、その1%に貢献したい、そんな思いでした。テーピング担当として怪我に関しては、誰よりも的確で早く、部員の気持ちを組んだ対応ができるように常に向上しようとしました。辛いこともあったけど、それ以上に部員と一緒に居られること、部員がプレーしている姿を見られることの幸せの方が大きくて、1番近く居られるマネージャーという道を選んで良かったと思います。

花園に行けなくてごめんと言ってくれた部員。試合終了の笛が鳴るまで必死に闘い抜いて、出し尽くした、楽しかった、そう思えるなら私は少しも後悔していません。試合に出られなかった部員。あの地でプレーする姿を見ることはできなかったけど、3年間私は努力を見て来たからね。

里奈。里奈がいなかったら、私はこんなに部活に愛を注ぐことも成長することもなかったと思う。きついこともお互い沢山言って、辛かったこともあったけど、それも私達にとって大事な道のりだったね。親友なんてとっくのとうに越してしまって誰よりも信頼してるし隣にいてほしい存在になったよ。本当にありがとう。一生一緒にいよう。

池戸。途中から入ってわたしが傷つけてしまったことも沢山あったよね。ごめんね。でも、今のわたしにとって池戸はマネージャーとしてかけがえのない存在だし、池戸のまっすぐなところは誰にも真似できない長所だと思う。ここまで本当にありがとう。

そして花園への思いが誰よりも強かったキャプテン、副キャプテン。本当にここまでお疲れ様でした。何か不安なことがあっても、キャプテンのどっしりとした存在感と副キャプテンの周りをよく見て盛り立てようとする姿は、上手く均衡が取れていて、この2人ならきっと大丈夫だと思うことができました。2人は最高のキャプテンと副キャプテンです。

引退してみんなと離れてしまうのが名残惜しくて寂しくて、いつでもみんなの笑顔を見ることができた過去に戻りたいです。本当にどの部でもなくどの学校でもなく、誰よりもかっこよくて可愛い旭野ラグビー部鈴木世代の家族にさせてくれてありがとう。大好きという言葉では表しきれないほどに大好きです。

これからはみんなそれぞれの道に進んでバラバラになっちゃうけど、私が弾丸で会いに行くから覚悟しててね!



ここまで長文を読んでくださりありがとうございました。今日の日記を最後の仕事に、私は旭野ラグビー部マネージャーを引退します。この日記は直接部員には伝えることの少ない真の気持ちを書き出せる場所でした。これからは仁湖、朱音に託します。今まで本当にありがとうございました。

            鈴木世代 3年MG 七穂

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